皆様こんにちは。ワダです。
今回は1年ぶりのエロゲの感想の記事になります。
今回プレイしたのは2022年1月28日にQruppoより発売された
「ヘンタイ・プリズン」です。
エロゲの感想は1年ぶりです。
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今年入ってからアニメばかり見ていたのですが、そろそろ別の事もしたくなったのでエロゲを買っちゃいました。
Qruppoと言えば処女作である「ぬきたし」がそれはもう傑作で「2作目(ヘンタイプリズン)は流石になぁ…」と放置していたので、つべこべ言う前にプレイしようとなりました
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もう4~5年前の作品なんですね…
ヒロインごとの感想
千咲都 (CV: 相模恋)
謎に包まれた少女
地下房に幽閉されていて人と長らく会話していなかったため吃音を持っているのですが、エロゲでこのキャラをヒロインにするのは流石に攻めてるな~と
確かに立ち絵や服装はかなりアレですが、かわいいかわいくない以前の問題で…
基本的にどのルートも看守長と対峙して打ち倒すことでヒロインと結ばれるのですが、千咲都ルートでは夕顔看守長の嫌がらせがかなり陰湿で、そういう意味でも攻めているなと
いかにして看守長を打ち倒すかという計画の部分はとても面白かったです
特に看守長サイドのやり取りでそれまで見えてこなかった警備隊隊長の少し抜けている一面などなどが見られたりして良かったです
ぬきたしでも同じく主人公率いるNLNS*1とそれを取り締まるSSで対峙していますが、SS側のキャラの掘り下げもあるおかげでSSが単なる大勢の敵ではなくそれぞれキャラとして、一つの物語にも別の一面が生まれたりと作品への貢献は大きいと思います。そしてQruppoはそれがとても上手かつ丁寧なので素晴らしいです
他にもハウスエッジの話やブラックジャックのイカサマなどなどちょっとした雑学も入っていて楽しむことができました
エロゲなのでえっちシーンにも触れようと思います
正直キャラがキャラなので何とも…感はありますが、どこか退廃的なえっちシーンはとてもえっちでした
波多江 妙花 (CV: 桜舞じゅりあ)
任侠団体の組長
妙花ルートは遊戯王ネタが多く何度も笑わせてもらいました
妙花は組長として普段は気丈に振る舞いながら、年頃の女の子の弱い一面もあるというギャップがとても良かったです
そして妙花ルートで敵対するのは我妻看守長ですが、
とても"良い"と思います
妙花ルートは千咲都ルートのような頭脳戦も無く、正直少し物足りなさがあります
紅林 ノア (CV: 文月弌)
(全体的に)おもしれー女の子
ノアルートは実質ノアの姉であるソフィーヤ看守長のルートでもあったなと思います
特に医務室でお互いの気持ちを確認し合うシーンはノアの愛情とは対照的なソフりん*2のノアへの嫌悪、苦労がとても印象的でした
からの和解、そしてノアの当初の目的の脱獄を試みるも失敗、そして主人公と結ばれ…と目まぐるしく話が進みとても面白かったです
ラストの夕顔、我妻2名の看守長を打ち倒して出所するところは非常に痛快でした
あとソフりんが過去に担当していた懲役囚が出所して幸せに暮らしているのを知ったシーンは自分が報われたわけでもないのに感動してしまいました。とても良いシーンです
偶然ではありますが、ノアルートを最後にしてよかったです
そして色々片付いてからなんでもありのアフターストーリーもとても面白く、しかもソフりんのえっちシーンもある神仕様。謝謝
全体の感想
めちゃくちゃ面白かった!!!
主人公に共感できないけど…
正直ぬきたしと比べてしまうと…というのは否めませんが、とても面白かったです
バイアス抜きにして見れば圧倒的名作でした。ただぬきたしはそれを超えて面白かったな~と
主人公に共感できないのも実はストーリー的にも正しい感想で、そんな共感できない主人公の成長の物語になっているだけでなく性的なものの扱いと言ったセンシティブな内容も根幹にあり、かつギャグや頭脳戦も盛り込まれたとんでもない熱量を感じられる作品だと思います
またぬきたしと同じ世界観で、過去作をプレイしていると分かる単語などにはついニヤニヤしてしまいました
またパロディや笑いの要素も前作に負けず面白かったです
妙花ルートの遊戯王ネタだけでなく様々なパロディネタがありました
また主人公の感性が周りと違うことで起こる無言の間は前作にはない笑いで面白かったです
あとはありそうでなかった地の文のバックでキャラが話しているという演出も良かったです
主人公が真面目なことを考えている裏でとんでもない会話が行われていたり、主人公の勘違いをヒロインが裏でツッコミを入れるなど、ただセリフとして入れるよりキャラがストーリーの中で生きているんだなと感じられました
少し気になるのはパロディとかオマージュの域を超えて「ショーシャンクの空に」の展開をやったことです
刑務所もので脱獄して有名な例のポーズをとったり、脱獄用の穴をポスターで隠すのはまぁ分からなくもないのですが、主人公をサポートしてくれる年配の調達屋がいて、あるシーンでは外へ出ても生きていけるか恐怖しかないと語り、最後には暗号を解いて主人公に会いに来る…流石にまんま過ぎやしないか?と。これレッド(モーガンフリーマン)じゃん…と
あとはヒロインが全体的に魅力不足に感じました
まず刑務所ものなので仕方ないですが服装のバリエーションが無かったり、もちろん刑務所なので行動に制限があったり、ストーリーが全体的に忙しいのでヒロインに集中する時間が少なかったと思います
正直ヒロイン3人より看守長組の方が個人的には好きです。ヒロインならノアが好きです。面白いので
逆にその反動でアフターストーリーのゆるい幸せな雰囲気がとても良かったし、永遠に見ていたい気持ちになりました
原作がシリアスな作品の日常系SSが面白いのと同じアレです
ぶっちゃけここのパートもっとやってほしかった…
気になる点はありつつも全体的に満足度は高く、1年ぶりのエロゲとして1000000点でした
Qruppoの一発屋で終わらないメーカーとしての実力が感じられ、次回作は何も考えず購入しようと思いました
こんな感じで今回の感想は終わりにします
次にプレイするのは放課後シンデレラ2です
最近お仕事が退屈で少しストレスがたまってきているので激甘のイチャラブで解消しようと思います
HOOKはある時期まで正直イマイチなイメージがぬぐい切れませんでしたが、最近は全部当たりだし前作もとても良かったので期待大です
以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。