備忘録の備忘録

天に冥府 地に魔道 踏まえし道は修羅の道

【エロゲ感想】Making Lovers【SMEE】

皆様こんにちは。ワダです。

今回はエロゲの記事になります。

今回プレイしたのは2017年11月24日にSMEEより発売された

「Making Lovers」です。

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www.hook-net.jp

実は予約して購入する予定だったのですが、時期や金銭的な問題でスルーしてしまい、他にもタイミングを逃し続けた結果2年半経ってしまいましたw

しかし今回ゴールデンウィークのセールを受けコンプリートセット*1を購入し、ようやくプレイに至りました。

SMEEと言えば、以前の感想でも説明しましたが、

to-live-is-to-think.hatenablog.com

主人公がぶっ飛んでいる

ヒロインも(割と)ぶっ飛んでいる

会話のテンポが良く笑えるシーンが多い

でも恋愛はちゃんとしていてイチャイチャが最高

しかも主人公が時々カッコいいし泣ける場面もある

と言った感じで、ヒロインとの恋愛に重きを置きつつもギャグや少し泣ける要素も盛り込んだ作品が売りのメーカーです(と勝手に思っています)。

 

まず今作のコンセプトについて簡単に説明します。

それは「交際してから始まる恋愛」です。

現実では割とあることだと思うのですが、エロゲとなるとほぼ全てのゲームが様々な過程を経てヒロインとの恋愛に至ります。

しかし今作はまず交際することになってからヒロインとの恋愛が始まります

そのためひとまず付き合い始めただけの主人公とヒロインがどのような過程を経て恋に落ちていくのかが醍醐味のゲームだと思います。

 

次にヒロイン毎の感想です(順番は攻略順)

またSMEEの作品では主人公の名前を変更できるので当然真名でプレイしました。

 

・月野ましろ(CV:恋羽もこ)

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レストランで働くウエイトレス。実はアパートのお隣さん

付き合うきっかけは

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”運命”

ましろちゃんは少し独特な価値観を持ったミステリアスな子で、主人公からしたら「何故付き合うことにしたのか」や「自分のことが好きなのか」などなど分からないことだらけです

しかし一緒に過ごすうちに徐々にお互いを好きになっていく過程がとても良かったです。

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ましろちゃんは親がおしゃべりだった影響で少し言葉足らずなところがあるのですが、だからこそストレートなセリフが多く、滅茶苦茶可愛かったです。

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    「ん、ありがと。好き」

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     _人人人人人人人_
     > 顔以外すべて <
      ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

会話では少し言葉足らずなところもあるのですが、一方で表情の方はコロコロ変わってそれもまた良きでした。

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イチャイチャしてるところはニヤニヤできるのに、後半のシーンでは感動して泣いてしまいました。

久しぶりのSMEEの作品で、やっぱりSMEEの作品は最高だなと再認識しました。

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うっわ…エッッッモ…

 

・成瀬咲(CV:月野きいろ)

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お天気のお姉さん。

主人公は友人から女の子を紹介され、咲さんは叔父から男性を紹介されたのが出会いのきっかけなのですが

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もちろん人違いですw

しかしここから色々あり、とりあえず付き合うことになります。

主人公は咲さんに近づくために咲さんの所属するテレビ局でアルバイトを始めると

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まさかの着ぐるみの中の人をやらされます。

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考案者は咲さん(本当はもっとかわいらしいマスコットキャラクターのはずが勝手に改造されました)

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真名が映っているので黒塗りで隠してます

ここら辺のノリはまさにSMEEの得意なギャグの部分でとても面白かったです。

最初、主人公は咲さんに対して年上への憧れのような感情で接していて、咲さんは年下である主人公をかわいい男の子(弟)のように接しています。

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しかしいつの間にか咲さんが主人公に惹かれ、主人公は咲さんを振り回すようにな関係になります。

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ぶっ飛んだ主人公に振り回される、常識人のヒロインという構図もまさにSMEEらしいな~と思います

他にも咲さんは笑顔で辛辣なセリフを言ったり

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結構な頻度で闇堕ちします。

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しかし色々言いつつも最後には主人公を好いているのが伝わってくるので最高でした。

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FDでは咲さんが母親や叔父から昔のエピソードでいじられたり、ハムジローMk-Ⅱがでたりと、最初から最後まで笑ってましたw

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・小鳥遊亜子(CV:羽鳥いち)

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主人公の(義理の)妹

主人公はアパートに住んでいましたが亜子ルートでは実家に戻ります。

実家で”そういう”ことをするので、いつバレるのか常にドキドキのルートでした。

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ちなみにこれはセーフです。兄妹なので

亜子ちゃんは最初は家事もできて、主人公のぶっ飛んだノリにもついてくる健気な子なのかなぁと思っていましたが

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まさかの一番やべえヒロインでしたw

実家で兄妹で付き合い、さらにはえっちまでするとなると親にバレでもしたら、シリアスな展開になるはずなのですが、SMEEのギャグテイストのおかげで最後まで楽しくプレイできました。

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FDでは吹っ切れて両親公認の仲になっているので、両親も言いたい放題で何でもありな状態が面白かったです

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ここまでだと終始ギャグなのかと思うかもしれませんが、近くにいたけど気付けなかった亜子ちゃんの一面に触れ、またずっと近くにいたからこそ抑えてきた気持ちに正直に向かい合う王道なストーリーでもあり非常に良かったと思います。

ただ今作のコンセプトが「交際してから始まる恋愛」なので、昔から好きだったという設定は少し違うような気もしましたw

 

・鹿目レイナ(CV:森谷美園)

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女性誌で活躍する現役学生モデル

レイナちゃんのマネージャーさんが主人公を轢いてしまったのが出会いのきっかけです

その後主人公は母親の紹介で女子寮の寮長として働くことになり、レイナと再会し(向こうから一方的に)付き合い始めます。

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レイナのルートは咲さんのルートとは対照的に主人公がレイナに振り回され、いつの間にかレイナのことを好きになっていくというストーリーでした。

ただ攻守逆転が早く、もっとレイナに振り回される主人公を見たいな~とも思いました。

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レイナは年下なのに仕事に対してやけにストイックだったり何も恐れない言動で「本当に年下なのか?」と思わせる面があるのですが、中身はやっぱり年相応の女の子で、その言ってしまえば普段隠している面を段々と主人公にだけ見せてくれるというのは信頼を感じさせる非常にエモいポイントだと思います。

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FDでは(主人公の仕事の都合で)一度離れた二人が再会し謎のイチャイチャの境地に達したり、主人公のいない間に女子寮でエロゲが流行ったりとカオスな内容で面白かったです。

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・北大路可憐(CV:北見六花)

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大学時代の同期。緑髪ヒロイン!!!!

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そもそも今作を買おうと思った理由がこのヒロインの存在だったので、最後の楽しみにしていて、実際その選択は正解でした。

元々大学の同期で卒業後は何の接点もなかったのですが、主人公は友人からの紹介で合コンに行き、そこで再会します。

性格は正反対で大学時代はケンカ(と言うか言い合い)ばかりでお互いの印象も良くないのですが

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可憐が元々ルームシェアしてた同居人が夜逃げしたため主人公の保護下に入る(同棲する)ことになります。

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その後、主人公はアパートの更新日の関係で引っ越しをすることになり、男性1人では入居できない良物件があったため、いったん付き合う事になります。

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正直ここまでの流れだけでもエモいのですが、最初のあまり仲良くない二人の同棲の雰囲気が特に良いと思いました。

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その後、割とすぐに主人公は可憐のことを好きになり、可憐も自然と主人公のことを好きになっていくのですが、可憐は中々素直になれずに主人公の方から迫って来てもらおうと色々仕掛けてくるのがいじらしくて最高でした

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そこから先はイチャイチャしながらもどちらかが尽くすわけでもなく常に対等で、時にはケンカもしながら過ごすのですが、自分は小学生の頃にパワポケ7*2をプレイしてからこういうカップルが理想的だと思っていたので「あれ?これ俺の妄想だっけ?」と思う程に最高でした。

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こういうベタなやり取りもグッと来ます

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他にも全日本俺が言われたいセリフ選手権でも毎年上位に入るセリフだったり

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またSMEEらしいギャグもあり、とにかく最高の一言に尽きます。

FDでは出会いのきっかけともなった合コンと同じメンバーで飲みに行くシーンがあるのですが、最初は男なんて必要ないというスタンスだった可憐が

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一年間で

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はい

FDも最後の最後まで楽しむことができました。

CVの北見六花様も素晴らしく最高のヒロインだと思います。

 

最後に全体の感想ですが

最高のゲーム!!!

とにかくプレイしてくれ!!!!

です。

 

いわゆるキャラゲーは最初に書いた通り、ヒロインと出会い、様々な過程を経て付き合うという流れが普通です。

しかし今作は主人公とヒロインが付き合うところからルートが始まります。

しかしだからと言って主人公がヒロインを、ヒロインが主人公を好きになる過程をおざなりにしているわけではなく、むしろその過程が丁寧で素晴らしいと思いました。

SMEEの作品はヒロイン同士の掛け合いもあり、面白いポイントなのですが、今作では亜子ちゃんが他ヒロインと少し会話する程度で、他の掛け合いは一切ありません。

また主人公が今までのような学生ではなく社会人(というかフリーター?)なのもあり、生活スタイルだけでなく住居も自由なため、ヒロイン毎に全く違うタイプの恋愛を楽しめるようになっていると思いました。

キャラゲーはキャラ毎のビジュアルや性格は違うものの、言ってしまえばワンパターンになりがちなのですが、上記の設定のおかげで単調にならず、実際最後まで飽きることなくプレイすることができました。

あとは可憐が設定からビジュアル、声優など何から何まで素晴らしく、セリフも一つ一つが自分の欲しいもので、何度も書きましたが最高でした。

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最高ばかりで何も伝わってないかもしれませんが、本当にそうだったので、この感情を上手く言語化できない自分の語彙力が残念です…

最後に最高のゲームを作ってくれたSMEEに感謝を…

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こんな感じで今回の記事を終わろうと思います。

次にプレイするゲームはついに最終作が発売された

「美少女万華鏡 理と迷宮の少女」にしようと思います。

www.favo-soft.jp

しかし今回コロナの影響で予約が出来なかった+まだ購入していません…

ひとまず自粛ムードも終わりを迎えつつあるので、タイミングを見て購入しようと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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*1:本編と2本のFD込のセット。通常13000円が9000円で買えました

*2:石川梨子が好き過ぎて当時サッカー少年でしたが本気で野球を始めようか悩みました。今も昔も、恐らく今後も自分の中の好きなキャラとして残っていくんだろうと思うくらいには好きなキャラです