皆さんこんにちは。ワダです。
今回の記事は5月19日のブロック予選に向けた調整とそのレポートになります。
まず当日使用した構築がこちらになります。(NO IMAGEはサクリファイスアニマです)
ブロック予選のレポート(のようなもの)
会場がコナミカードゲームステーションでした。
会場に到着し、見渡すとCSでも顔を見かける面子ばかりで自分は
こんな気分でした。
スタッフの合図で席に座っていると、自分のブロックは34人で4人だけ0回戦を行い、32人にするとの事でした。
ふざけるなよ
ブロック組む時点で32人に調整出来ただろと
既に腹痛が大変な事になっていると、見事4人に選ばれました。
いやふざけるなよ
デッキの枚数などを確認し0回戦が始まりました。
0戦目はジャンケンに負け後手スタート。既にお腹が痛いと思っていたらテラフォスタートされ、エリアゼロをサーチされました。
その後唯一持ってたGにはうららを撃たれ、メリュシークの墓地効果にもうららをもらい、なんやかんやあって、相手の盤面がシズクのみ、ハンドはエンゲージ2枚、自分が場にセットしてあるプロトコル1、ハンド0となり、デッキを畳もうと思いましたがトップをめくると
いつもの流れでヘクスティア、マリオネッター(セットはマテリアリゼーション)と展開しました。
その後バトルでヘクスティアでシズク、レイの蘇生はヘクスティアをコストにプロトコルで無効、マリオネッターダイレクトで相手のライフが残り600まで削れ、メイン2でヘクスティアを蘇生し魔法罠2回無効の盤面で返すと、相手のトップはGだったようで1本目を何とかトップ解決で取りました。
2本目も後手スタートするものの相手は2伏せエンド。こちらのハンドは王家の神殿、魔封じを含めた罠だらけのハンドにトップの
プロトコルの無効にならない云々でひと悶着ありましたが無事勝ちで0回戦を突破出来ましたζ*'ヮ')ζ
昨年はブロック予選1戦目で十二真竜を使っているのに、十二獣を1枚も引かない事故ハンをかまし負けてしまったので、その二の舞にならずに済みました。
次に1戦目、ようやく他の30人と同じ土俵に立つことが出来たので本番はこれからといったところで始まりました。
ジャンケンに勝ち先攻。ハンドは泡影、泡影、G、メリュシーク、割拠と(うららで破産する事を除けば)十分戦えるハンドで、相手のメインが41だったのでP系統である可能性が高く、無理やりでもマルチフェイカー狙った方が良いと判断しメリュシークをリンクリボーに変換しマルチフェイカーのサーチも通り端っこに割拠と泡影をセットしてエンド、相手はアストロをスケールにセットから入り、こちらは読み通りで安心しているとアドベント。手汗が止まらない。
エレクトラム出す前にP召喚でPマジ、調弦、アストロの3体が沸いてきて「調弦は余計だろ…」と思っていると、チェーン1調弦、チェーン2Pマジとチェーンを組んできたのでPマジをチェーン3の泡影で止め、 チェーン4でGを投げました。
泡影処理後にマルチフェイカーからメリュシークを出し優先権を返すとエレクトラムをリンク召喚してきたので、ドヤ顔で割拠
お互い魔法使い族を残したものの魔術師もエレクトラムがいなければアドバンテージを取るのは難しいので、こちらはマリオネッターを絡めた動きでメリュシークを並べひたすらダイレクトし1本目は勝ちました。
2本目は流石に後手スタートでした。G泡影を握ることが出来たので「これは行けるな…」と思っているとGつっぱで展開を始める相手。
手札が10枚くらいになったところでハリファイバーアストロエレクトラム時空でターンが回ってきました。スケールは片方のみで拮抗等のサイドカードが引けなかったもののプロトコル魔封じ等の罠を大量に引き込めていて、メリュシーク2マリオネッターもハンドにあり後続の心配はいらないハンドだったのでメリュシーク召喚でバトルに入ろうとするとクリアウィング、5伏せのエンドに時空で同じ縦列の泡影を割られます。
しかしこの時相手のスケールは両方とも空いており、リブートも無く魔封じが刺さったので、その後はマルチフェイカーを通してからヘクスティアで盤面を固め何とか勝ちましたζ*'ヮ')ζ
次に3戦目、ついに当たりたくないと思っていたびるびる太さんと当たりました。2日前の5月17日の馬場の調整でもびるびる太さんとはやっていて、デッキはメタルセフィラと分かっていました。
ジャンケンに勝ち、先攻で魔封じ来いと祈るも引けず「イージーウィンは出来ないか…」と思ったもののマリオネッター+マルチフェイカーのかなり良いハンドで、マリオネッター召喚でプロトコルをセットし、割拠を含めた3枚をセットしてターンを返しました。びるびる太さんはハンドがあまり良くないのかグラマトンやメタルによる展開も無くP召喚でフウシとウェンディ(ピリカかもしれない)の2体、成功時のフウシの効果にチェーンで割拠。もちろんマルチフェイカーを起動し、その後すぐにサレンダーをもらい、何とか1セット目は勝ちζ*'ヮ')ζ
2セット目は後手でさくら、うらら、ブラックホール2、マリオネッターのハンドで、即ブラホを2枚もサイドインしたことを後悔していると、さくらを投げハリファイバーを飛ばすもののきれいに展開され負け(´・ω・`)
3セット目、選択権があるのでもちろん先攻を選択し「魔封じ来い…」と祈ると、魔封じ、スプーフィング、警告、マルチフェイカー、メリュシークの強いハンドでマルチフェイカーにうららをもらいたくなかったのでメリュシークをリンクリに変換し、反応を見ると誘発は無かったのでマリオネッターをサーチしました。この時、そろそろETになりそうだったので未判明のハンドを増やすより勝ちに直結出来るカード握った方がいいと判断したためです。もちろん3枚セットしてターンを渡しました。
びるびる太さんのターンになりスタンバイで魔封じを開くと「チェーン考えます」の一言。
発動したのはツインツイスター(コストがメタル融合)。リブートじゃないだけマシかと思っていると対象がスプーフィングと魔封じ、ハンドはマリオネッター+マルチフェイカーなのでスプーフィングを起動する意味も無いと判断しそのまま割られます。ここでマルチフェイカーを起動するか考えましたが、残った伏せは警告で十分強いし、拮抗勝負も怖かったのでマルチフェイカーを起動せずメインへ。ここが勝負の分かれ所となりました。びるびる太さんはメインで羽を発動。脳内の全てのプランが消え去りました
しかし2伏せエンドでターンが返ってきます。これまだワンチャンあるなと思いドロー、トップは割拠でひとまず安心しました。マリオネッター召喚に何も無くプロトコルをセット、バトルでリンクリとマリオネッターで1900削り、割拠も伏せてターンを返そうとしたところのエンドにツイツイ
返しのびるびる太さんのターンでETに入り、エレクトラム、シルバードで殴られライフを200削られます。
これはマルチフェイカーからシルキタス出して壁2枚+バウンスか壁1枚+バウンス+モンスター効果1回無効なら耐えられる(ライフ差1700を維持できる)なと思い、プロトコルをセットしてエンド。これにはびるびる太さんも「罠引くか…」と苦悶の表情。
びるびる太さんのラストターンでエレクトラムが場に残っていてエクストラにPモンスターも貯まっていたのでプロトコルをすぐに開きマルチフェイカーを特殊、効果にうさぎをもらい、構えが壁1枚+バウンスのみとなってしまいました。そのままエレクトラムを戻し祈っているとシウゴP召喚からエレクトラム、エレクトラムでスケールのゴルドライバーを回収され、そのまま召喚。ゴルドライバーの1900が通りライフ差が200負けている状態となります。
シルキタスのバウンスと回収で手札はプロトコル2枚、場は何も無しでライフ差200。これはメリュシークをツモって勝ちだな…()と思ってトップをめくると…
目の前が真っ暗になった…
(終わってから話を聞くと墓穴がずっと伏せてあって、メリュシークを引いても負けでした)
というわけで戦績をまとめると
0戦目 閃刀姫 後○後○
1戦目 魔術師 先○後○
2戦目 メタルセフィラ(びるびる太さん) 先○後×先×
残念ながら選考会の権利を得る事は出来ませんでした(´・ω・`)
最後はスタンバイの魔封じにツインツイスターをもらいマルチフェイカーを起動するタイミングはあったものの、残った伏せである警告の処理後に出そうとガメていたらメインで羽をもらい破産しました。
一応拮抗勝負をケアをするという意図だったのですが、そもそもETに近い事やメタルセフィラのサイドに拮抗の枠があるのか?等考えれば考えるほどあり得ない判断だったと思っています(もっと言えば警告自体自由に発動出来るカードでもないため、根本的に拮抗のケアにも何にもなってない…)。
またETに近いのになぜ警告を入れたのかというと、P系統に対して警告をちゃんと当てられればオルターガイストは2000の差くらいは簡単に返せるデッキだと思ったからです。サイドチェンジで割拠と警告を1枚だけ交換したのですが、その1枚が勝負の分かれ目となりました。
びるびる太さんが同じブロックにいる事が分かっていて、2日前に本人と調整をやったにも関わらず、メタルセフィラへの対策やサイドカードへの理解度が低く、不勉強が招いた負けだと思いました。
現状CSの予定も無く(そもそも関東でCSがGW以降ほとんど無く)、今期の遊戯王はこれで終わりかな~とも思いましたが、今期は非常に面白く、ブロック予選も残念な結果で終わってしまったので、まだまだやりたいと思っています。
構築について
今回はブロック予選で、その日数回勝つことが出来れば良いので、幅広く様々なデッキを見るといった、いわゆる丸い構築ではなく、特定のデッキには絶対勝つ(他のデッキは知らん)という、いわゆる尖った構築にしました。
今回絶対勝ちたいと思っていたのは閃刀姫と展開系(ABCと剛鬼)でした。特に閃刀姫はトップシェアでかつ同じブロックに閃刀姫を使うと思われるプレイヤーが多くいました。そのため閃刀姫に勝てる構築にし、次にシェア率の高い展開系にも負けない構築にする必要がありました。
またミラーはオルターガイストのシェア率が下がっている事や普段からミラーを練習する機会が多く、多少ガードを下げても勝つことが出来るだろうと判断しました。
魔術師、メタルセフィラはそもそも微不利くらいに考えていて、魔封じ開くか、誘発を握ればメインデッキが数枚変わろうと勝てるし、逆に言えば数枚変えたところで負けを返せると思えなかったので、そこまで意識しませんでした。(←こういう考えが負けに繋がったので改めようと思います)
メインデッキで通常の構築と異なるのは「群雄割拠」と「王家の神殿」の存在だと思います。また以前の中嶋CSの時の構築と異なるのは誘発の枚数なので、上記の2枚と誘発の枚数について説明しようと思います。
to-live-is-to-think.hatenablog.com
・群雄割拠
まず採用に至った理由として、今回のブロック予選は閃刀姫が半数以上のシェアになると考え、魔封じ勅命の4枚では閃刀姫への有効牌が足りていないと考えたためです。
具体的には閃刀姫は現在メインにサイクロン、ツイツイ等の魔法罠の除去が入り、かつ閃刀姫のテーマの動きでアフターバーナーによるモンスター+魔法罠の除去を行います。対してオルターガイストは罠を駆使し2~3ターンかけて盤面を堅くしていきますが、閃刀姫は魔法で盤面を荒らしてくるので、どうしても相手の方が動き出しが早くなります。そのため魔封じ勅命で魔法を妨害するのですが、こちらは4枚に対し閃刀姫は少なくとも6枚以上の解決札があります。
以上の理由から閃刀姫に対して致命的になり、かつ展開系にも強いカードを増やしたいという事で群雄割拠を採用しました。
オルターガイストは魔法使い族テーマなので影響がほとんどありません。あるとすればリンクリ単騎+罠セットエンドがよくあるデッキなので、その盤面だと開くことが出来ません。
閃刀姫が盤面を荒らすにはカガリによる回収、シズクによるサーチが必須で、そのリンクモンスターの召喚を封じてしまえば閃刀姫のテーマの動きで盤面を荒らされる事は無いと判断しました。
またテーマの動きではない除去となるサイクロン、ツイツイですが、むしろ群雄割拠にそれらのカードを使ってくれるのであれば、本来こちらが通したいスプーフィングや宣告が残り、強く使う事が出来るので、的になってくれるだけでも十分だと思いました。
展開系に対しては先でも後でも強く、特にメインの場合、展開系の多くはトロイメアフェニックス、ユニコーンにバック除去は依存しているのでメインの先攻で開けば勝ち、後攻でもガンブラーが流行っていないため十分間に合うので最強のメタカードだと思っています。またサイドチェンジで相手に選択権がある場合、まれに後手を取りキルを狙うプランの方もいますが、群雄割拠であれば先手でも後手でも強く使う事が出来るため読み間違えて罠を減らして負けと言ったことが無くなるのも評価できると思いました。
魔術師に対してはエレクトラムの召喚やシンクロに合わせて発動する事でマウントを取れると思いますが、一度バレてしまうと上手い人であればアストロや紫毒など優秀なPモンスターによるビートをしてくるはずなのでサイドチェンジでは抜きます。
メタルセフィラに対しても同じで、最低限の仕事は出来ますが、メタルフォーゼはセフィラウェンディ、ピリカなどサイキック族が多く閃刀姫や展開系と比べてパワーが落ちるので同じくサイドチェンジで減らすカードでした。
簡潔にまとめると閃刀姫と展開系に対して強く、それ以外のデッキには最低限の仕事をしてくれるカードだと思います。
・王家の神殿
エジプトに行けます。
王家の神殿は使うまでは上振れするためだけのカードだと思っていましたが、上振れだけでなく神殿があるだけでサイド後のリブート対策になり、ETにマテリアリを即発動出来るだけでライフを取るスピードも、取れるライフも桁違いだと思い評価が上がりました。
最初はサイドに入れて調整をしていましたが、調整を行ううちに思ったのが、自分は割拠を入れているため先でも後でも残すことが多いという事でした。そこでメインに入れるというおおよそ一般人では思いつかないような前科を犯していそうな発想を某催眠術師からブロック予選の前日の深夜にいただきメインに入れる事にしました。
ブロック予選ではメインで引くことがありませんでしたが、王家の神殿で勝つ事が出来たセットはあったため非常にパワーの高いカードだと思います。
個人的に閃刀姫に対して魔封じは非常に強力だと考えていますが、その強力なカードがサイクロン1枚で止まり、そのまま負けてしまうのはとてもくだらないと思っていました。そのため先攻で魔封じを開いておくことでそれらの負け筋を全て防ぎ、マルチフェイカーが起動出来れば、そのまま勝ちが拾えます。
他にもライフを詰めに行くときにはプロトコルを即表にしヘクスティアがウィドウで仕事しなくなるのを防ぐことが出来ます。
展開系に対してはメリュシークやマリオネッターでトライゲート等を使わせてから割拠を開き、盤面を返すことが出来ます。
また今回の構築は警告が入っておらず「とりあえず開くだけ」が可能な罠が多めの構築になっているため、先攻でマルチフェイカーを通し、ヘクスティア+リンク先にメリュシーク+プロトコルの盤面をメインから狙いに行けるのは非常に強力であると言えます。
サイド後はもちろんリブートの対策になるのが最も評価できる点だと思います。リブートを3枚持っていない限り、確実に1枚は発動することが出来ます。オルターガイストはリブート、羽など苦手なカードがそのまま負けに直結するため、サイドチェンジで先攻でも誘発を残す必要があります。しかし妨害としてはやはり罠の方が強く、自分は誘発ばかり引いて負けるというのが非常に嫌だと考えていました。そのため神殿を引くこと前提になるとはいえ、ある程度罠を残すことが出来るので王家の神殿は非常に強力であると考えています。
神殿+魔封じ+マルチフェイカーのエジプトコンボでほとんどのデッキに勝てます。
エジプトを目指しましょう。実質オルター使いは全員”””スターダストクルセイダース”””だと言えます。
・誘発の枚数
これは割拠、エジプトの2枚をメインから採用している事から分かるかもしれませんが、貫通されるかもしれない誘発を使って実質○ハンデス状態から後手を始めるくらいなら、罠を大量にセットした方が勝率が高いと考えたため、G3うらら2泡影3の最低限の枚数にしました。
中嶋CSの時はメインにさくら3が入っていましたが、さくらは以前から言われている通り、撃って勝ちになるわけではありません。
また今回は閃刀姫に勝ちたいと考えていました。そのため後攻ならともかく先攻で撃つことが出来ない誘発を3枚入れるのは好ましくないと考えました。また展開系に対してもFWDを抜いたところでトロイメアの耐性を付けられターンを返されても捲る事は出来ないので、それなら少しでも捲ることの出来る可能性がある割拠の方がマシだと判断しました。
しかし後手と分かっていて、それ用のサイドチェンジを行っているのであればさくらも十分パワーのある誘発のためサイドに2枚採用しました。
・その他
エクストラは前回との差分が無いので割愛
サイドに関しては何度も述べた通り、メインでオルターに対してのガードを下げているため、警告砂塵等のオルターに対して強いカードを入れました。
誘発がさくら2はエクストラの枠を割いている以上必要と考えていて、候補として他には応戦などが挙げられましたが、応戦を持っていなかったので、
応戦を持っていなかったので
ヴェーラーとうさぎで墓穴を考えて1枚ずつの採用にしました。
・最後に
調整を手伝ってくれた多くの方に本当に感謝しています。
ありがとうございました。またどこかでお会いしたらよろしくお願いします。